「ルックバック」のネタバレと感想!

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この漫画との出会いとあらすじ

小学4年生の藤野は、学級新聞に4コマ漫画を連載していた。それなりに人気を得て「漫画家になっちゃおうかな」とまわりにも言っていたが、ある日、4コマ漫画の枠を一つ京本という不登校の生徒に譲るよう、担任にお願いされる。あくる日、京本が描いたあまりにも緻密な4コマ(というより風景画だが)を見て衝撃を受ける藤野。

作者と出版社

作家
藤本タツキ

登場人物

藤野
まわりから絵をほめられて、学級新聞に4コマを連載している少女

京本
不登校の少女。藤野と同じく学級新聞に4コマを連載する

漫画サイト

サイトで見れるのかな?ジャンププラスですね

感想

2度読んで2度泣きました。3度目は泣かなかったけど

学級新聞が配られると、クラスメートから笑い声が漏れます。藤野が描いた4コマ漫画が面白く、読んだ同級生が絵をほめてくれます。「まあ5分で描いたにしてはうまくかけたかな」幼い子(藤野は小学4年生です)特有の得意げな謙遜でかえします。クラスメートと会話していると担任に職員室まで来るように言われます(なんだろう?)

不登校の「京本」という生徒に、学級新聞の4コマ枠を1つだけ譲るようお願いされた藤野。まあいいけどね。「学校に来れない軟弱ものに漫画が描けんの?」挑戦的に微笑みます。

渡された学級新聞をみて衝撃を受ける藤野。上手すぎる!これに比べたら自分の絵なんてゴミだ。その日から藤野は必至で絵を練習します。スケッチブックを買い、デッサンの本を買い、朝も、昼も、夜も、図書室でも、リビングでも、春も、夏も、秋も、冬も、ひたすら絵をかきます。

気づいたら小学6年生、藤野はクラスメートの女子に言われます「いつまで絵をかくの?中学生になってもそれだとオタクだよ?気持ち悪い」その夜姉が部屋に来て言います「マンガじゃなくて空手やれば?」「親が心配してるぞ」心が動く藤野。でも、漫画はやめられない。翌日京本の圧倒的な絵を目にします「や~めた・・・」

卒業式、藤野は担任に卒業証書を京本の家に届けるようお願いされます「だりぃ」京本の家についてチャイムを鳴らしますが返事がありません。しょうがなく?不法侵入すると、廊下にはスケッチブックが積みあがってます(やばい練習量だな)4コマの白紙を見つけたので、京本を揶揄する4コマを廊下で描きあげたのですが、手が滑ってドアの隙間から京本の部屋に入ってしまいます(気まず!)卒業証書を置いてダッシュで逃げます。

(あたしなんてことしちゃったんだ)赤面する藤野を京本が追いかけます。「藤野せんせぇ!」「私、せんせえのファンです!」驚く藤野。サインをねだられて、照れながらもOKします。京本は藤野が書いた4コマを完璧に覚えていて、あれが好きだ、これがすごい、と感想を言います。さらには「小学5年生からみるみる絵がうまくなった」「天才だ」何より藤野が欲しかった言葉です。京本は続けます

「なのにどうして漫画をやめたんですか」?

・・・

「あたし今賞のために描いているの」

藤野のそのセリフを聞いて大はしゃぎする京本。いつか漫画を見せると約束して藤野は去ります。見送る京本。徐々に雨が降り出して。歩く藤野。足取りは軽く。やがてスキップ、そして全速力へ!もう描くしかないじゃん。濡れたカバンも服も拭かず、メタルパレードという作品を描きはじめます。

中学生になった藤野、相変わらず漫画を描いています。家に帰ると・・・京本がいました!どうやら京本は藤野の家に居候して一緒に漫画を描いています。幸せな二人。描きます。描きます。たまにはひざを突き合わせて。描きます。描きます。応募に持ち込んだ原稿を編集に褒められて満足な藤野。京本は横でずっと固まっていました🤣かわいい🥰

賞の発表がある日。夜中。入荷したばかりの漫画を見に、雪の積もる中、出かける二人。二人の手は、おたがいにしっかりと握られていて。結果は

準入選「まさかの13歳コンビ!」賞金は100万円。ペンネームは二人の名前を合わせて藤野キョウにしていました

店内でガッツポーズの二人。京本は乙女なポーズでかわいいです🥰

じゃん、通帳作った!(敬語やめたんだね!!!)早速賞金を10万円おろして、街に繰り出す二人。「経済がんがんまわそうぜ!」引っ張られる京本も幸せそうで。二人ならなんだってできる!クレープはおいしいし、映画はまぶしいし、おしゃべりは楽しいし、でも漫画のための本を探すときは真剣になっちゃうんだね🥰

二人はその後もそれが生き様だというように自然体で漫画を描きます、二人で行った楽しい海を、見かけたセミを、はじめていった水族館を、なんだって漫画になります。その中でも、京本は背景の奥深さに心を惹かれます

連載!?突然編集部から連載の話をもらいます。このとき高校生。卒業と同時に連載が決まります。やったね京本・・・あれ?隣の京本の顔が浮かないことに気づいた藤野。不安になります

帰り道、京本は漫画連載ではなくて、美大に行きたいんだと藤野に打ち明けます。まじかー😫

まあ、いいんじゃない?(いやだ!)

アシスタントに任さればいいし(あんたとじゃないと漫画なんて描けない)

知らない人と話すんだよ(大丈夫なの?心配だよ!)

あたしについてくればうまくいくのに(いかないでよ・・・いかないで・・)

「私は藤野ちゃんに頼らず生きてみたいの」

「あんたには無理よ!」

二人の話は平行線。最後に京本が何かを言おうとします「なによ!」

「あたし・・・もっと絵が・・うまくなりたいの」

それは、誰よりも、ずーっとずーっと、本当に、藤野自身が知っていた感情。藤野をここまで連れてきてくれた根源。あんなに狂うほど抱いていた気持ちを、京本と一緒の幸せで忘れていたんだなあ。でもこのコはずっと持ち続けていたんだ。(そんなの・・・とめられるわけないよ)

この二人にはずっと離れないで欲しかった😥

あれから藤野は思い出の詰まった町を出ました。バランスボールに沈み込んで。描きます。描きます。ペンネームは変えない。あたしたちは離れていても、二人で、藤野キョウだから。

2016年1月10日

もう昼も夜もないぼーっとした頭に、なぜだかニュースがクリアに飛び込んできた。え、山形の美大?あのこは?美大?事件?けが人が出た?京本は?

恐る恐る京本にかける・・つながらない。親にかける・・・出た!話を聞く。・・うそだ・・・

ふいにちらつくいつかの思い出、連載をしたらすっごい作画をしてやるんだっていったらあの子、描くの遅いのを気にしてた。私は何て言った?画力を上げろって。だからあの子、絵がうまくなりたいって。だから美大にいって。・・・え・・・ちょっとまってうまく考えられないよ

こんな展開有る!?藤本先生鬼畜ですやん😭

京本の家。遺影の京本は卒業式で唯一とった写真のまま・・佇んでました。これ、京本が読んでた漫画。漫画の間からはらりと何かが落ちました。あ、京本の部屋に入り込んだ4コマ漫画。これ、あたしが描いたんだ。・・そう、あたしが。・・あたしだ!あたしだ!あたしが!あたしが外の世界に連れ出したんだ!殺した!あたしが殺した!

祈るような気持ちで・・「出てこないで」のコマを・・渾身の思いを、部屋に差し込みました。

ピンポーン「卒業証書届けに来ました!」

フー誰だろう?びっくりしたあ。あ、玄関に卒業証書がある。別にいっか。漫画描こうっと

過去が・・・未来が・・・かわる・・かわっていく

やっぱり京本は背景がすきで美大に入って、絵を描いて、そしてあの瞬間

2016年1月10日11時17分

記事によれば
美術科洋画コース棟2階
周りにほかの学生はいなかった
男は鋭利な工具を振りまわし、目についた美大生を

オラア!!!!!

藤野先生の空手キックがさく裂。どうやらこの世界線の藤野先生は空手家のようです。漫画も描いてて、アシスタント募集だとか。京本は喜びます。家に帰った京本は、かっこよかった藤野先生を4コマにしたためあげます。それが風に吹かれてドアの隙間からするりと抜けて

再び京本のいない世界。失意の藤野のもとへ、1枚の4コマが届きます。(・・京本?)導かれるように部屋に入る藤野。京本が離れててもシャークキックを5冊ずつ買ってたり、アンケートを律義に書いてたり、アニメ化を喜んだり、そして自分が送ったサインをいつまでも大事に持ってたり。を知ります。

あんたさあ、私になんで漫画描くのって失礼な質問してきたけど、そんなもんあんたがさあ、あんたのあのうれしそうな顔。それにさあ、あんたと一緒に過ごしたあの時間・・あの時間が何より・・・帰ってこないあの時間がさア・・あんたと・・だから・・あたしは

あたし

描くわ

ああああああああああ!こんなに感情を揺さぶられる漫画が!

タイトルのルックバックは、振り返る、という意味で直訳すれば背中を見て、にもなります。背中を見て、最後に京本が描いた漫画のタイトルでもあり、いつか藤野が京本に言ったセリフでもあります(京本も私の背中を見て成長するんだな)お互いがお互いの背中を追いかけてたんですよね。

藤野はこの漫画を持ち帰り、お守りのように窓に貼って、漫画を描きつづけます。繰り返される背中の視点は、全く同じ構図でありながら、最初は日常風景みたいで・・・最後にはそのワンカットから強い意志を感じるようになります。

あんたがやってた部分はアシスタントに任せればいいって言いながら、その後一切アシスタントをとらなかった藤野ちゃん。大事なんて言葉じゃ表せないくらい、お互いがお互いを大事に思ってたんですよね😭

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