しょせん他人事ですから(木下さん編)感想

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シーモアでめっちゃ面白い漫画を見つけました。それこのしょせん他人事(ひとごと)ですからという漫画です。ふつうの弁護士モノだと思って読み始めると、ちょっと違うんですよね。面白いです

ブログ誹謗中傷編(木下さん編)感想

ママ友のブログに対して匿名掲示板やSNSで誹謗中傷を行った主婦の顛末です😫

登場人物

こずえ=被害に遭った主婦
木下(妻)=誹謗中傷した妻
保田弁護士=こずでの依頼を受けて動いている弁護士

1話 主婦、ブログが炎上して弁護士無料相談会へ

 スマホの通知で起こされる主婦、桐原こずえ。うっさいなーと思いながら画面を見ると、なんと4000リツイート、9000いいねついてる!何かがバズったのか?と思ったのですが、リプ欄は「気持ち悪い」などの炎上コメ。桐原こずえのブログ「セレブ生活!?見せてゴメンネママ」が炎上したところから物語が始まります。これは精神的につらいですね

 さっそく弁護士無料相談会に足を運ぶこづえ。弁護士の保田理(やすだおさむ)とパラリーガルの加賀見灯(かがみあかり)が登場します。まともに相談にこたえる気のない保田先生を見てキレて締め上げるアカリ。

 そこにこづえがやってきた。相談しようとするも、感情が高ぶり泣くこづえに「泣いてないでちゃんと説明してください」。背筋が凍りました。鬼か?僕はセラピストじゃないから簡潔に具体的に説明してくれと。鬼だな。ふたたびアカリによって奥に連れてかれて締め上げられる🤣ここで「所詮は他人事じゃん」とのセリフ。おお、タイトル回収が早い!

 冷静に、炎上した場合は「削除申請」か「情報開示請求」がシンプルな解決策と教えてくれました。ためになります😆今回はプライバシー侵害や、名誉棄損として情報開示請求できそうとのこと。こずえはしばらく悩んだ挙句、最終的には情報開示請求を行うことを決心します。ああいうことするダサイ奴らの面を見たい!と。かっこいい😆安田弁護士も髪をかき上げて本気モード。おお、仕事できそう!でも、情報開示請求が届いた先も普通のお子さんがいる主婦😲!?

 1話目を読んだ感想として、いいですね!桐原さんも泣いたり、夫に声を荒げてみたり、等身大の普通の主婦(逆にセレブ感が無さすぎますが)ですし、そういった人が突然こういった事態になった時にどう考え、どう動くのかがリアルに描かれていると思いました(イヤ実際にどうかは分かんないんですけどね😅)なんだか、実話とか、実話に脚色した系の話かもなーと思いました。

2話 情報開示請求はいくらかかる?結果はすぐにわかるの?

 情報開示請求を受けた主婦はネタバレすると同じマンションのママ友の木下さんでした。その後情報開示せ級に切れた木下さん、なんとママ友とファミレスにいるときも、こどもと夕食の買い物をしているときもこづえを捨て垢で攻撃し続けるという行為に出ました。そのことを保田弁護士に相談すると、ささっとアプリを消されちゃった😲でも仕事できる人って感じ。

 ここまでの費用が、まとめサイトの削除要請4件で27万ちょい、情報開示請求1件で27万ちょい、合計55万円。削除要請を自分でやったならもう少し安いのかも。しかも情報開示請求は、本人は拒否するためプロバイダとの裁判で3,4カ月かかるらしい。長い😫!当然木下さんは無視するっぽいですね。

 第1回口頭弁論は保田弁護士が陳述、プロバイダーの顧問弁護士が答弁書をだして5分で終わり。え、そんなに短いんですね。そして第2回。準備書面でやられる顧問弁護士。なんかわからないけど面白いです。書類って光るんですね(光らない)。相手の弁護士は形だけの反論らしく、あとは判決を待つばかり。

情報開示請求が成功し、同じマンションのママ友の木下さん家が書き込み元であることがわかっちゃいましたね。実際に書き込みしたのは、ママか旦那さん。さて、ママについて本名がわからないので住民票を取っちゃいましょう。弁護士は他人の住民票が取れるそうです。すご!その後の反撃は
1.内容証明郵便
2.民事裁判
3.刑事告訴
などがあるようです

第2話を読んだ感想として、情報開示請求になると、契約弁護士とプロバイダの顧問弁護士との勝負になるんですね?🤣これってクライアントは見に行ってもいいんですかね。興味ある。陳述いたします。ゆらり。答弁書ぉ!の流れとか、くらえ、準備書面、とか。テンポよく描かれてました!裁判のことは何もわからないけど。これはこれで面白いです🤣新しいリーガルマンガって感じで大好きです。

3話 反撃の3つのメニュー、オススメは内容証明郵便で和解です

 3話の感想 日本では名誉の価値が低いのかー。勉強になりますね。書き込み犯の木下さんに、内容証明郵便で
・書き込みの動機の確認
・直接謝罪の要求
・慰謝料請求
を行います
木下ママはじたばたして書き込み消してますが、もう無駄なのでは🤔

 さらには弁護士事務所に電凸や、自宅凸などやりたい放題。木下ママ怖い。しかも旦那さんに内緒で進めようとしているという。で、裁判になりそうです。民事裁判ってやつですね。互いの弁護士が戦うようです。

 無料漫画アプリだと大体ここまで(3話まで)読めるようです。元ネタとか小説とか探したんですけどないですね。結末が気になります😆連載してるのは白泉社の黒蜜っていうコミックレーベルで、たしか南文夏さんのイジめてごっこなんかが連載しているやつですね。

4話 ついに裁判、決着したかと思いきや・・

4話のあらすじと感想 東京地方裁判所の弁論準備室で、弁護士とこずえ、木下が同席しています。まず木下が退席し、裁判から和解の意志の有無を確認されます。こずでは和解の意志がありますと答えます。次に、木下と裁判官が話をし、最後に4人が部屋に集められます。最終的な和解条件は
・書き込みの削除
・今後の投稿禁止
・事件の口外禁止
・和解金100万円
・直接の謝罪
となりました。

でも木下さん全然反省している感じしない😅

で無事に終わったとおもったら、和解金の振り込みが遅れているらしい😡すごくもやもやしますね!木下さん、許せん!と思ったら、保田さんが追加料金で動いてくれて、木下に強制執行をくらわすこととなりました。なお、木下さんは「放置しても何にも連絡ないじゃん、ラッキー」くらいに思ってました😓

5話「君は異常だよ」って言ってくれるだけまだマシ

やっぱり木下さん、家族には黙ってことを進めていたようですね。強制執行のおかげで、夫にもばれちゃいました。どうやら強制執行は事前の連絡は入らないようです(たしかに、事前に連絡されたら試算とか隠される可能性ありますもんね)。この騒ぎを聞きつけてご近所もガヤガヤ。夫の浩之は、娘に見せないようにするのが精一杯でした。かわいそうに。でも夫がいい人でよかったね。

その夜、木下家で話し合いが行われました。自業自得とはいえ、つらいですねこの展開。あくまで上っ面の事しか言わない妻に対して夫が「犯罪者と同じだ」「クルミの面倒を見させられない」「君は異常だよ」と突きつけます。字にすると夫がひどいこと言っているように感じますが、実際にはこれが最後の愛情。この手をつかめないと夫婦仲終わりだと思います。最終的には桐原さんにきちんと謝る、ということになりました。よかったー😫

桐原さん一家も、木下さん一家もだれも幸せにならなかったけど、最後まで誠実に、きちんと仕事してくれた保田さんはすごい。すごい人ですね。いったん『ブログ誹謗中傷編』はここまでのようですが、次の話も気になります😆

アプリ

「しょせん他人事ですから」は、無料で読めるマンガアプリがあまり無くてめちゃコミの試し読みなんかで読む方が多いと思いますが。実はマンガParkという漫画アプリであれば、ブログ誹謗中傷編の全話を無料で読むことができますよ😆