漫画うずまきの感想、ネタバレ

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漫画「うずまき」を読んだのでその感想です。

うずまきはどんな漫画?

主人公の五島桐絵(ごしまきりえ)が、生まれ育った黒渦町でおこる様々な怪奇現象について、語り部的な立ち位置で解説しながらストーリーが進んでいく漫画です。さまざまな登場人物が登場します。例えば、斉藤秀一、元同級生で今は隣町の高校に通っている(時系列的には桐絵が高校生の頃のお話からスタートします)この斎藤くんの父が渦巻きの狂気に囚われてしまい、最後にはぐるぐる巻きになって亡くなるというのが1話目でした。のっけから衝撃的なストーリーですね。

2話目では秀一のお母さんが一命は取り留めるものの、体の平衡感覚がなくなり、苦しみながら亡くなる。最初にこれを見た時は、あまりにも陰惨な内容に目を背けてしまいました😭

3話目は渦巻きから離れた話かと思ったのですが、額から出た傷跡が次第に渦巻きに変異する女性のエピソード。これ読んだ時に、うずまきっていうタイトルに嘘偽りないな!とかなり感激しました。それにしても絵とストーリーは相変わらず読んでいて頭の中心が重くなるような、これぞホラー!という感じで凄まじかったです(良い意味で)

4話目は窯変(ようへん)と呼ばれる、焼き物が焼成中に模様など変化させることをテーマにした作品ですがここも前回からの続きになっている!すごい構成力です。まさか窯のなかであんな地獄のような風景が広がっていたなんて😅でも秀一くんも何だかんだでタフですよね。両親が亡くなってかなり憔悴しているけどこの4話目時点では全然生き残っている。ただ、トンボ池の謎は解けませんでしたね。今回は。

あ、あと6話目で桐絵のかみがうずまき状になってその生命力を吸われている、という時に怖いだろうにハサミを持って助けに来た秀一、かっこいいよ!

うずまきの感想(ネタバレあり)

私がよく読むホラー漫画、というか怪奇現象を扱った漫画は割と最近出ているライトなものが多いので、こんな感じでしっかりと重厚なストーリーが密接に関連してて、しかも常にうずまきをテーマにしている漫画というのは読んだことがなかったです。でも読んでみてよかった!すっごく面白いし、出てくる怪奇現象も毎回ヒエー!って声が出ちゃうようなすごいものが多いです。ただ、現実に出てくるような現象ではないので、読んでも特に怖くはならない。霊とか都市伝説とかじゃなく、独創性が高いものばかりでした。だからかわかんないですけど、独特の読後感がありますよね。今までいろんなホラーものを読んできて、オリジナリティに溢れた作品を読みたい!という人にはお勧めできる漫画です!