復讐ON AIT(ふくしゅうオンエアー)の1話目から5話目の感想です。
アプリ
配信元のめちゃコミだと4話まで無料。ほかの無料漫画アプリではたしか読めなかったはず(めちゃコミオリジナル先行配信作品なので)
作者
伊十楽
いそら、と読みます。週刊少年マガジンで天啓のアリマリアの作画を担当。別冊少年マガジンの毒頭の作者。めちゃコミックオリジナルCOMICソイヤで復讐ON AIRを連載
感想
あらすじやストーリーと個人の感想をまとめています。見出しにネタバレ要素があるかもしれないのでご注意ください
1話「始まり」とある女性の人身事故と阿左美姉妹、そして黒い小田麻貴菜(まきにゃん)
特急列車の人身事故のシーンから始まる。被害者は若い女性だろうか。10月15日21:30の出来事。
時間は遡って2週間前、都内某TV局の本番10秒前。NEWS JFLOWER(ニュースジェイフラワー)の人気キャスター、阿左美芹香(あざみせりか)が報道をお届けする。N区マンションで発生した爆発事故について。その美しい外見と裏腹に世相をズバッと切る報道で人気のようです。プロデューサーの黒原由多夫(くろはらゆだお)からは鼻息荒く飲みに誘われますが、急ぐのでと立ち去ります。
それもそのはず、芹香にはかわいい妹の阿左美紫苑(あざみしおん)が自宅で待っている。芹香は紫苑のことが大好きで、妹の顔を見れば報道の疲れも吹き飛ぶというもの。どうやら両親を早くに亡くした姉妹が、二人で助け合って生きている様子。
ある日、芹香の独自取材の報道が、アイドル小田麻貴菜(まきにゃん)のスイーツ食べ歩きコーナーを潰してしまう。芹香の言い方(情報には優先順位がある)もよくあなかったのですが、これがまきにゃんの復讐心に火をつけ、まきにゃんがプロデューサー(黒原)に積極アピールを開始。その過程で、芹香のある秘密を握ったまきにゃんは暗い笑みを浮かべるのだった。
1話を読んだ感想として、まあまあこれくらいならまだ鬱々系とも言えず、続きが気になる漫画かなと。ただ、冒頭の人身事故で誰か亡くなってて、それは残念ながら阿左美姉妹のどちらかなのだろうなとは思っています(ワンチャン、まきにゃんの可能性はあるけど、顔が違うし)姉か妹か分からないですが、親を亡くして助け合っている姉妹が一人になるのは精神的に辛すぎる。代わりにプロデューサーの由多夫(ゆだお)で何とかなりませんか?(ならない)
2話「速報」連れ去られ乱暴され死を選んだ妹、死の真相を知る人物からの手紙
10月14日夜。つまり人身事故の全日。姉のために、姉が好きな苺ケーキを買って帰る妹の美紫苑(しおん)。そこにスモークフィルムを張ったワンボックスが通過し、彼女を社内に引き込む。そして運命の10月15日。人身事故の報道をする姉の芹香(せりか)カンペに書かれているのは、被害者が都内に住む女子大学生の阿左美紫苑(あざみしおん)21歳であるとのこと。
その場でヒュっと息を吸い崩れ落ちる芹香。視界がゆがむ。ニュースの画面はしばらくお待ちくださいのテロップになる。慌てて駆け付けた病院で妹の遺体と対面する芹香。遺品には芹香がプレゼントしたペアのネックレス。間違いなく遺体は妹でした。
家に帰り絶望で何をする気力も起きない芹香。思い浮かぶのは妹との楽しかった日々。葬儀では、報道陣に囲まれ、心を休める暇はない。踏みにじられていく日々。妹が自殺するはずなんてない、ぐるぐると悩む芹香の自宅に投函されたのは、乱暴された妹の写真と、妹の死の真相を知るという人物からの手紙
2話目まで読んだ感想として、すごくショック。ある程度想像していましたが、姉妹の片方が死んでしまった。そこに、妹さんが乱暴される写真と、真相を知りたいか?という文書が入れられるけど、正直敵なのか味方なのかさっぱり。多分、タイトルから考えると復讐代行みたいな人たちなんでしょうか。私が妹を同じ目にあわされたら全身の血が沸騰するほどの殺意を持ちます。なおこれはcomicソイヤっていうレーベルの作品らしく、ピッコマでソイヤの作品がいくつか配信されてますが、復習ON AIRは読めないですね。復讐はできても、もう妹は帰ってこない。それが悲しいのよ
3話「契約成立」妹を自殺させたのはまきにゃんの取り巻きオタ、許せない!
手紙に書かれた場所に行くと、そこにいたのは情報屋のリンドウ(癖っ毛に無精ひげ)と助手のユキヤ(マスクだけど若く見える)。彼らが言うには、妹の自殺の原因は、ある男たちに集団暴行を受けたことだという。そして、ここから先の情報は有料だと言われる
場面は変わり、芹香の後釜に収まり、NES JFLOWERにてコスプレでコーナーを担当するまきにゃん。この子が何か企んだのは間違いないけど、芹香先輩の分まで頑張ると涙を流しての三文芝居。でもADたちは番組全体の質が落ちたと辛口コメント。
その後、まきにゃんの出待ちファンが口走ったのはおぞけの走る事実。まきにゃんをいじめる性悪芹香を成敗するために、こいつらが妹に乱暴した。彼らにとってはちょっと懲らしめたら自殺しやがった、という印象らしい。許せない。すべてをなげうって復讐を誓う芹香
3話目まで読んだ感想として、もう麻希にゃんに殺意しかなくて気が狂いそう。こんな頭空っぽの枕営業クソアイドル崩れのために、親を亡くして身を寄せ合って生きてきた姉妹のが片割れがこの世から消えてしまった、しかも犯人は倫理観のかけらもないようなやつら、と知って私の堪忍袋も無事に緒が切れそうです。もう止めないから、芹香は思う存分復讐したらいいと思う。復讐ON AIRというタイトルからして、復習の様子が全国中継されるとかかな。それもいいだろうと思う。悪に鉄槌を
4話「自業自得」社会的に抹殺される取り巻きズ、そして真の復讐相手は小田麻貴菜(まきにゃん)
まきにゃんのとりまきオタを誘拐した3人(リンドウ、ユキヤ、芹香)とりまき連中から証拠品のスマホを取り上げ、そのなかから妹に対する暴行の証拠(動画)を確認。さらに、とりまきの個人情報を明かすリンドウ。すべて調べ上げていた
なおもまきにゃん(小田麻貴菜)をかばった発言をするとりまきズ。妹を貶める発言に、手に持ったナイフで衝動的に殺そうとする芹香をリンドウが止める。殺して済む相手か?と。この後とりまきズ8名は、全員が土下座する謝罪動画を取られ、婦女暴行で女性を死に追いやった犯人として動画サイトにアップロードされる。
だが、とりまきズの口からは、全員が小田麻貴菜(まきにゃん)によっとそれとなく妹を追い込むようにお願いされていた事実が明らかに。本当の復讐相手がついに明らかになった。
4話までの感想として、復讐シーンでスカッとするはずだったんですけど、あまりにも取り巻きズが最低過ぎてあんまりスカッとする感情は沸いてこなかったです。その代わり、というわけではないですが真の復讐相手が明らかになったので、このあとの復讐劇を楽しみにしています。武道館デビューを飾るみたいなので、それがご破算になるとかでしょうか。それから小田麻貴菜(まきにゃん)は直接手を下したってわけではないので、どの程度の復讐になるかバランスも気になります。