裏バイトのスーパーマーケットネタバレ考察

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マンガ「裏バイト」の「スーパーマーケット」編の感想です

嫌な店長 ©裏バイト 裏サンデー

感想

日常の、スーパーマーケットの風景から始まる裏バイト。スーパーで買わされている会話がリアルですねー。もしかして作者さんがスーパーでちょくちょく回って、少しずつ取材して描いたのかな?今回はユメハマコンビの他に、白田くんという裏バイトメンバーが参加してます。

まずはスーパーの内線●番が実は隠語だというお話から。これって実はですよね。飲食店で太郎さんがゴキブリだというのよく聞く話ですが、スーパーの内線番号の隠語はしりませんでした。調べてみるとスーパーである「ライフ」では100番が要冷品の到着、200番が非冷品の到着で、どちらも荷受けの合図のようですね。なので、店内放送を注意深く聞いていると、店員さんが荷受けに向けて動き出すのが見れるかも。100番は万引きだ、という情報もあったのですが、ライフでは違うようです。

そしてこの裏バイトのスーパーマーケットでは8番が危険人物や緊急事態、それを超える9番に怪人が設定されているみたいです。怪人?いったいどういう事かな。と思ってたらさっそく怪人?じゃなくて、不審な人物ですね。この裏バイトでは真理に気づいてしまった系の人物が良く出てきますが、このおっさんもそうみたい。冷静に内線7番=不審者をコールするハマちゃん。いっぽう、ユメちゃんのほうにはマジの怪人が出ました。前編からこんな被害が出るって結構珍しいのでは?

あと、バイトの白田くんのお母さんは昔このスーパーマーケットで犠牲になったらしい。そして、変なおっさんはお前らがこのスーパーマーケットに支配されている!と断言してる。これは水族館やビル芸備みたいに、この施設自体がヤバいってパターンかも!

感想(中編)

輪切りにされてます。胴体はヨーグルトの棚です。ひえええ。流石裏バイト、文字だけですけど相当ヤバい現場ですね。あと、白田君が追いかけてきたのに対して目キラしているハマちゃんがウケますwお腹ペコリんで、廃棄弁当を食べるユメハマコンビ。白田君は食欲がないらしいけど、食べなきゃ体力がつかないというユメちゃん。流石にベテラン裏バイター。

野上純也の小間切れ

翌日も怪人が出現しちゃいましたね。食肉売り場の「野上純也 小間切れ」。グラム107円って。成人男性60kgとしても7万円しないくらい・・安すぎます🤣あと、次のページのコマ割りいい!ってオッもいました。ハマちゃんが枠線でぶった切られているし、中断のコマも、白田くんだけど別枠なの。この力関係だと白田くんは後ろを通るのが自然なので、白田くんだけわざわざ先頭で別コマなのはなにかを暗示してますよね。

その後に続く日常会話とお客様の声「たすけて」まで書かれちゃっているし、これはもうスーパーマーケットが領域化しててそこに閉じ込められている裏バイトメンバーとお客さんなのかな。ファミレス編にもにた、どんよりとした気持ちの重さを感じます😫さらにつるされちゃったお客さん。50%引き。そのまんまだー(半身になってます)。

警備員が犠牲に

裏バイトメンバー同士の会話で徐々に結束が強まっていく感じ。この展開苦手なんですー。だって絶対にこの後に鬱展開が待ち受けているんだろうなって思っちゃうから。あとは、警備員が犠牲になって夜のスーパーマーケットの裏バイトも担当することに。え、危険度ぶちあがりそう。

しかもこの警備員、裏バイトの一人らしい。え、過去に出てたひと?ビル警備とかで。いいや、そうじゃなくて今回の裏バイトって事かな。てことは裏バイトの人を夜の警備に意図的に回しているって事か。ヤバい施設だなココ。そしてユメちゃんの話では怪人自体はクサくない。9番でいなくなるし。じゃあ何が危険なのか。

実はスーパーマーケットも怪異だし、怪人も怪異だしという二重構造なのかもしれない。スーパーマーケットは檻でそこから解放してくれるのが怪人。怪人の仮面の下があの顔だったということは、白田君の推理はあっているのかも。そして自分自身も解放を望んでしまう白田くん。

最後は二人で脱出!裏バイトも退職を申し出ました(生きてバイト終了したのはこの二人が初めて)

レビュー(ネタバレ考察つき)

やっぱり二重構造というか、対立構造というか、スーパーマーケットVS怪人だったわけです。日常のことを檻と感じるかどうかは人それぞれの感じ方だと思いますが、確かに退屈な日常に閉塞感を感じる人は居ますよね。世の中そんな歌詞で溢れてるし。その日常からの解放を望んだときにさっそうと現れるのが怪人ということです。なので、日常に対して何も感じていない人はターゲットにもされないしクサさも感じない。

きっと白田くんの母親は、日常から解放されたがってたんだろうなあ。すべてが分かった白田くんも、同じように解放を望んでたし、もしかしたら最初に7番(不審者)で通報された人が野上純也で、すぐに細切れにされちゃったのかなあなんて思いました。ユメちゃんが最後に「ヒイイクサイ!」と怯えていたのは、スーパーマーケットか、あるいは怪人化した白田くんなんだろうなと。とにかく、あのまま動かずにいたらスーパーマーケットの日常の檻に捉えられるか、怪人に「解放」されるかのどちらかだったはずで、今回もユメちゃんセンサーが大活躍したわけです

あと、最後は黒岩案件で手に入った情報の話。どうやらハマちゃんのお義父さんが黒岩事務所で最後に仕事を請け負ったのが3年前。でも6年前には父親が死んだと聞かされていた。空白の3年間に何があったのか。少しずつですが、核心に迫りつつある裏バイトから目が離せません!