益荒川花火大会と益荒鬼について(ネタバレ注意)

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益荒川花火大会はうらバイトに登場する架空の花火大会。現実だと荒川の花火大会が有名だけどこちらは益荒川(ますらがわ)とよむ。元々日本語にはますらおという単語があり(益荒男・丈夫)その語調を踏んでいる可能性はある。このエピソードの内容としては、いきなりクライマックスシーンから再生され、過去から時系列で経緯が説明される。200回目の花火大会(うち199回目までは中止なのでこれが初めて)が開催され、その参加者の頭が花火上に爆散すると言うものだった。

考察

作者のネタバレを見るとわかりやすいのだけど、そもそも益荒鬼と言う邪悪な存在が200年前に赤い筒に封印された。しかし、筒の周りの封印の文字が消えかけ、花火業者に働きかけて花火大会を実施させることに成功。おっちゃんらは操られて「花火大会は200年間続いてきたもの」と言っているが、実際には、河川敷に現れた謎のコケシのような巫女らが益荒鬼を寄せ付けないようにしていた。過去の回想シーンでは太助がやられたと言っているがこれは益荒鬼のせい。巫女らは以前に益荒鬼を鎮めるために生贄にされた人身御供たちだった。そのことを知った益荒鬼はおっちゃんらに干渉して巫女の依代を掘り出して封印解除。花火大会は開催されることとなってしまった。

その他の考察

東北では花火大会は不吉なもので反転式であるみたいな話がありましたが、これにまつわるエピソードは見つかりませんでした。そもそも花火の始まりは江戸自体に、隅田川で行われた水神祭。しかも飢饉や疫病の犠牲者に対して、慰霊や悪霊退散の意味で打ち上げられたので、正しく封印式のようなものです。あと、茶々さんが怪異サイドになっている気がするのが気になりますね。不穏すぎる。ゆめちゃんが疲弊してきているのも気になりますね。