龍と苺の感想

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柳本光晴(やなもとみつはる)さんのマンガ、龍と苺の感想です。柳本光晴さんといえば前回、響(圧倒的な実力とスピードで小説家になってしまう文学系の天才少女を描いた作品、かつ主人公が絶望的に暴力的でかっこいいの!)を描かれてましたが、今度は将棋かー!と思いました。すっごく怒られると思いますが、本人が二匹目のドジョウ狙いなのかー、ってやっぱり思ってしまったんですよね。でも、一冊読んだらそんな感情吹っ飛びました!

何がテーマかとか前作がどうとか関係ない。ただただ権威が、おっさん連中が、凝り固まった何かがあるところに、真っすぐで攻撃性のある少女が突っ込んでいって、挫折(主に人間関係ですが)がありながらも打ち崩していく。このストーリーがものすごいカタルシスにつながるんだなって思いました😆

感想

1話 命懸け

もう1ページ目から徹底的に女性をこき下ろしててすっごいモヤモヤしますね。そして部隊が変わって藤ヶ崎中学校のいじめ現場。からの椅子をいじめっ子にフルスイング🤣さっすがー🤣

当然ながら問題になりました。主人公は藍田苺(あいだいちご)。スクールカウンセラーの宮村(みやむら)のカウンセリングを受けながら将棋を指すのですが、この将棋がめちゃつよ!ギリギリ宮村が勝ちましたが、命懸けで指していた藍田は4回から飛び降りようとします。が、カウンセラーに止められて、まずは将棋の地方大会に出ることになる、というストーリー。

おお、響きっぽいと思って読んでましたがかなり面白い😆やっぱり女子が年上おじさんを圧倒的にねじ伏せるのはかっこいいです。

第2話 ケンカの続き

準決勝!

第3話 化け物

覚えたばかりの定石を使って勝利!(私レベルだと、使った定石が分からないですが😅)

第4話 女子供

大鷹月子(おおたかつきこ)が登場。謝罪ページでよく謝っていたコですね。

第5話 積み重ね

井鶴航大(いづるこうだい)8段ですら、1か月は将棋をやっていると評価した苺の棋力ですが、どうやら今日で将棋2日目というのがばれちゃいました😅月子ちゃんの無表情がかわいいですね🥰

第6話 動揺

月子ちゃん😢

第7話 覚悟の差

プロの実力は圧倒的でしたね。読んでて緊張しました!あと、単行本だと巻末に龍と苺の初期プロットがあったんですが、苺がメガネで真面目そうなコだったのでびっくりしました😲あと、人格変貌系のキャラだったっぽい。こちらも読んでみたいなーと思いました😆もちろん、最終的ないまの苺もかなりぶっ飛んでいて素敵な性格なので、続きが楽しみです!

第8話 現在地

プロの将棋って将棋会館でされているんですね。あと、将棋雑誌かな、番組かな?そこの人たちも建物にいるっていう。藤井聡太さんが現れてから将棋のニュースとかよく見てましたが、こういうった裏のお話満たないのすごく面白いですね!それからラストの衝撃。え、苺さん?

第9話 10年後

ひええー。連載漫画で女子中学生相手に暴力が繰り出されるとは。この漫画の本気度を感じます。単純に時代錯誤のヤナおっさんだな、と思いましたが。きっとこの先、苺にやられてしまう役なのかも🤣

第10話 本気のやつ

おお、将棋部が出てきました。あれ、この展開どこかで・・・。でも相手の男の子も初手「クソブス」とか、かなりとんがった性格っぽいですね🤣

第11話 勝負する方法

竜王戦ってアマチュア枠があるんですね。調べてみたら、アマチュア竜王戦っていうアマチュア日本一を決める大会があって、小山怜央という方が準優勝を何回か経験された後に優勝されていて、劇的だな!と思いました。

第12話 将棋部

将棋のタイトルって8個あって、龍王はそのなかの最上位ともいわれるらしいです。知らなかったです。竜王って確か、飛車が成ったコマで、縦横何マスでも進めて、斜めにも1マスは進めるやつですね。

第13話 対局直前(たいきょくちょくぜん)

遂に大会に出場!苺ちゃんがさあケンカだ!って意気込んでたので違うよ!って思いました🤣アマノ大会ではありますが、強い人が二人いて、浅井理久(あさいりく)元奨(奨励会に入ったものの、プロにはなれなかった方たち)で三段まで上がった実力。そしてもう一人が塚原大樹(つかはらだいき)現アマ王将位とのこと。なるほど、アマ王将位というのがあるのですね。プロ棋士編入の話が出ますが、プロ棋士は年齢制限があって26歳までにならないといけないようです

第14話 真剣勝負

須藤(さん、だ🤣)と因縁の対決!楽勝とはなりませんでしたね

第15話 逆転の一手

苺さん・・すぐに手が出ちゃう😅

第16話 男の意地

この「龍と苺」に出てくる男性陣(おっさん)。いい感じにヤナ感じのおっさんばっかりで、きっちり負けた時のザマー感が感じられるの好きです🥰

第17話 順当に

曲者さん三人そろい踏み🤣

2巻までの感想

最初に書いたかもしれませんが、響の将棋盤って感じであまり期待しない状態で読み始めて、最初の数話でもう面白い!って思っちゃいました。あと、奨励会とか、将棋の基礎知識が学べていい感じです。将棋マンガといえば他にもハチワンダイバーとか、永世乙女の戦い方とか、3月のライオンがあると思うので、それらも順番に読んでみようかと思いました。将棋シーンがテンポよいので将棋とかチェスとかそういうテーブルゲームのマンガがつまらないって人でも楽しめそうです!😆

18話 受け

将棋についてまだまだ勉強不足なんですけど、将棋には受けと攻めがあるみたいです。今回は圧倒的に受けの将棋だとか。苺ちゃん、攻めづらそう。

19話 弱気

そんな勝ち方があったのかー!と驚くような処理をつかみましたね。いや、将棋対局中って喋っていいのかな。わからない。と思ったら、やっぱりプロの将棋では今はしゃべらないっぽいですね。青野照市さんの書いた記事で、昔の棋士は対局中に結構喋っていた、という記事がありました😆

20話 棄権

え、女性棋士と女流棋士は違うんですね。やっぱり。なんだか女性の棋士って見たことがあると思ってたんですよ。どうやら女性は奨励会三段がこれまでの最高らしいです(四段がプロ)。中七海さんや、里見香奈さん、西山朋佳さんなどが該当するんだとか。全く知らなかった。なにはともあれ、浅井に勝った苺は、塚原と決勝でたたかうことに!

21話 ハンデなし

塚原が強いことを知っていて、クールダウンする苺。水道を直接頭からかぶって。ワイルドすぎますね🤣なぜ、苺は強いのか。その秘密に迫るようなラストでした。私たち読者もそれは気になっているので、何かヒントとか出てくればいいんですが。やっぱり、ギフテッド的な話になるのかな。あと、塚原さんとか、他の対局で負けた人もそうですが「俺がお前なら」みたいなのが悲しいですね😢

22話 何かある

苺が人間かどうか怪しいという話に。いや、人間ですよね🤣

31話 微差

りりちゃんが勝ち上がってきましたね。すごく緊張感のある対局でした。相変わらず将棋のルールは分からないのですが、熱気がすごかったです😆